キクラゲとひじきと高野豆腐の酢の物
全部一緒の器に入れて、水をひたひたに注げば大体OK。
もどすとかさが増えるので、ある程度大きくて深さのある鉢がよい。
加減を見て、レンジから取り出す。
ザルにあけ、ざっと水洗いする。
器に戻し、三杯酢(酢・醤油・砂糖)やポン酢をかけて食す。
熱燗や焼酎におすすめ。
《このつまみの健康効果》
乾物オンパレード。
どれも買い置きができる保存食なので、給料日前によく登場する^^;
それはそうと、食品を干して水分を飛ばすと、成分が凝縮されたり、うまみが増したり、あらたな栄養成分が合成されたりといいことが多い。
電子レンジという強い味方があるのだから、乾物をもっと普段の食生活に採り入れたいものである。
きくらげはキノコの一種。
成分の半分以上は糖質だが、ビタミンB2、ビタミンD、カルシウム、ミネラルなどの栄養成分も豊富に含む。特にカルシウムはきのこ類の中で最も多い。
また、「グルカン(ベータグルカン)」「エルゴステリン」など、ガン予防に有効とも言われている成分も含む。そう言われれば、ちょっと「霊芝」とか「アガリクス」にも雰囲気似てますよね。
「なんちゃって霊芝」の気分で食べるのも体によさそう。「病は気から」、何事も気の持ちようである。
ひじきにも豊富なカルシウムと食物繊維、鉄分が含まれる。
特に、カルシウムの含有量は牛乳をはるかに上回る。(まぁ一度にそれほどたくさんは食べないが)
また、美肌に効果ありとされるビタミンAもあるので、女性にうれしい食材。
高野豆腐はその昔、高野山の僧侶によって偶然作り出されたとも言われている。
豆腐を冬の戸外にだしっぱなしにしておいたところ、夜に凍り、翌日自然解凍されて水分がすっかり抜けていた。いわゆるフリーズドライですな。
しかし水に浸せば独特の食感を伴った全く新しい食品としてとても美味く食べられた、という訳である。
良質のタンパク質を豊富に含み、注目のアミノ酸も多い。
脂肪燃焼効果が高いとされるアミノ酸「バイリン」「ロイシン」「イソロイシン」も豊富。
もちろん、大豆イソフラボンやレシチンなど、大豆の栄養成分もバッチリ摂取できる。
ちなみに農林水産省が告示している「品質表示基準」による正式名称は「凍り豆腐」である。
ほかに「凍み(しみ)豆腐」「ちはや豆腐」など、地方によって異なった呼び方がある。