カツオのタルタル
ネギは荒いみじん切り、青じそは千切りにする。
皿に、かつお・ネギを入れ、おろしにんにく・酢・醤油で味付け。
青じそを飾って出来上がり。
ナンプラーやごま油を加えると、風味を変化させられる。
ナンプラー+レモン汁+塩コショウ+サラダ油少々=エスニック風
オリーブオイル++塩コショウ+バルサミコ酢=イタリアン風
ごま油+ラー油+テンメンジャン(トウチジャン)=中華風
それぞれ合う酒も変わっておもしろいのでおためしを。
《このつまみの健康効果》
カツオの旬は、正確には年2回ある。
江戸っ子が「女房を質に入れてでも食べたい」初鰹は、春。春先から初夏に漁獲されるもので、餌を求めて日本沿岸(太平洋側)を北上する群である。
この時期のものは、まだそれほど脂が乗っていないので、淡泊な味とされる。
そして、9月中旬頃から捕れるのが「下りガツオ」OR「戻りガツオ」。
たっぷりと餌を食べて成長しているので、脂がのっている。栄養価やうまみという観点からすると「本当の旬」は、実は秋なのだ。
しかし、このあたりは好みもあるし、今は冷凍技術が発達しているので、春に秋の「戻り鰹」を食べることも容易である。管理人も手頃な値段のときに季節を気にせず食べている。
一般に、春のカツオにはニンニクなどを効かせた濃いめのタレ、秋のカツオには薄目のタレを合わせると、バランスがいいようだ。
栄養は特に「血合い」の部分に集中している。色の濃い部分だ。
良質なたんぱく質や、ビタミン・ミネラル・鉄分を多く含む。栄養価はレバーにも匹敵するほど。女性にもうれしい食材である。
疲労回復に役立つビタミンB1、骨の組成を丈夫にして、骨粗鬆症を予防するとされるビタミンDなど。
また、血液中のコレステロールを減らす作用のある「タウリン」も含まれ、血圧降下や動脈硬化の予防にもいいとされる。