なすの煮物
アクが気になる場合は、一口大に切った後、5分ほど水にさらすとよい。
酒を多めに入れるとオツな味になる。
熱燗でいきたい。
煮汁は、市販のめんつゆを適当に薄めただけでも、かなりイケる味になるので、さらにお手軽。
《このつまみの健康効果》
95%は水分なので、栄養価は高くはない。しかし、和洋中にイタリアンなどどんな料理法にも応用が利くこと、口当たりのよさ、色の美しさなど、それを補って余りある魅力に溢れた素材。
醤油にも、味噌にも、にんにくにも、トマトにも合うオールマイティーな存在って、なかなかないでしょう。
栄養だって、きちんとあるのだ。皮の紫色は「アントシアニン」。抗酸化作用があり、ガン予防効果が期待でき、便秘の改善にもなるといわれている。
細胞のサビと言われる活性酸素を除去してくれる。
眼精疲労を軽減するとして名高い、ブルーベリーと同じ成分。
「えぐみ」であるアクは、成分のほとんどがポリフェノール類。ワインの渋みと同じもので、こちらにも抗酸化作用があるとされている。
見た目や口当たりの関係で皮をむくこともあるが、栄養的に見ると皮を食べないとあまり意味がないと言えば言える。
しかし、夏野菜のメインキャストであることは確か。
バーベキューや焼き肉には欠かせない存在だし、ぬか漬けにしてもすこぶるウマい。
ほかの食材と見事に調和しつつ、自らの存在感も発揮する、なかなかに侮れない「ニクい奴」である!