なめこおろし
熱湯をかけるだけでもOK。水にさらなければ余熱で加熱できる。
大根をおろす。量は好みで。
なめこと大根をあえ、醤油やポン酢をかけて食す。
シンプルだが、うまい。
熱燗に合わせたい。
なめこは大粒タイプ(「かぶとりなめこ」などの名称で売っている)を使うと、ボリュームが出る。
《このつまみの健康効果》
なめこ特有のぬめりは、食物繊維のムチン。おくらや納豆のネバネバと同じである。
胃や肝臓の粘膜を保護する役割や、タンパク質の吸収を助けてくれる。
食物繊維なので、整腸作用やコレステロール値の調整にも役立つ。
また、化粧品にも配合されている「トレハロース」という糖分も含有。この成分はとても保水力に富み、細胞のみずみずしさを保つのだそうだ。干しシイタケや海藻がきちんと戻るのも、細胞内にトレハロースがあるおかげ。
ゆえに、ピチピチしたお肌を保ちたい輩には、おすすめの食材である。
しかしあまりに粘りが強いので、雑菌が繁殖しやすく、日持ちがしないというのが難点。
だから「真空パック」っぽくなって売っているんですな。「かぶとりなめこ」はふつうのビニール袋なので、早めに使うこと。
そして、じつは消化が良いとは言えないので、消化酵素が多く入った大根と一緒に食べるのは理に適っているのだ!