きんぴらゴボウ
千切りにしたゴボウとニンジンを一緒にパックした「きんぴらセット」を使うと手軽にできる。
鍋にサラダ油またはごま油をしき、
ゴボウ・ニンジンを入れて、中火で炒める。
しんなりしてきたら、砂糖・みりん・酒・醤油(この順番で投入)で味付け。
甘めにするとごはんによく合う。
仕上げに、赤唐辛子の千切り(輪切りにしたものが売っている)を加えると、ピリ辛に。
サラダ油とごま油をブレンドして炒めてもよい。
キノコやひじき、ちくわなどを加えると、さらにボリュームがアップする。
ビール・焼酎に合う。
《このつまみの健康効果》
まさに食物線維!・・・という感じの野菜・ゴボウ。
世界広しといえども、食用にしているのは日本だけだと言われているから驚きである。
「飛ぶ物は飛行機以外食用にする」とたとえられているほどの「雑食な」中国でも、もっぱら漢方薬としての利用が多いらしい。
日本人がごぼうを食卓にのぼらせるのには、管理人が思うに、日本独自の調味料・しょうゆとの相性が良いからではないかと。(もちろん味噌ともバッチリだが)
独特の香りがしょうゆの風味と相まって、ごはんのおかずにベリーマッチ、ゆえに日本ではゴボウの地位はゆるぎないものとなっているような気がしてならないのですが、いかがでしょう?
食物繊維は、セルロース・リグニンなど数種が含まれており、整腸作用に絶大なる効果を発揮する。
また、老廃物の排泄がスムーズになるので、デトックス効果もバッチリである。
体内の代謝のリズムを軽やかに整えてくれるので、血糖値やコレステロール値の正常化にもつながってくる、まさにいいことずくめの「偉大なる根」。
皮の周りが香り高く、栄養分も多いので、皮は厚くむかないで、タワシでよく洗うか包丁の背でこそげ落とすようにするとよい。管理人は、食器洗い用スポンジの硬い面でこする程度。要は泥が落ちればいいのである。
加えてベータカロチン(カロテン)豊富なニンジンの組み合わせ。
油分も適度に採れて、まさに完璧バランスの一品であると言えようか。
表面をこすると香りが引き立って、じつに良い感じになる。